鍼灸治療のご案内「鍼灸とはなにか」
鍼灸は国の定めた公式医療です。発祥地は中国ですが現代では鍼灸に対する日本独特の技術が開発され、繊細で滑らかな針が実用化されています。
お灸も高級素材だったり香りで嗅覚を癒すもぐさ等が誕生しています。
昔の様に針は太くて痛いものというイメージを覆し身近なものとして親しまれるようになりました。
WHO(世界保健機構)が鍼灸を推進していますがこれは巷の整体院やカイロ、もみほぐしなど民間のそれとは違い公的資格者が行う為、安心してお受け頂ける治療です。
※整骨院と接骨院は公式医療で、整体院とは違います。
一般的に鍼灸は五十肩の様な関節の痛みや拘縮、肩こり、腰痛、神経痛、しびれに対する治療というイメージが強い傾向にありますが、めまいや不眠といった自律神経失調症や婦人科疾患である冷え性、生理不順、更年期障害にも真価を発揮します。
WHOが提唱する鍼灸治療は他に呼吸器系、消化器系、生殖泌尿器系、眼科系など43疾患があります。
又鍼灸は免疫向上作用を持ちます。白血球を増やす事で生体防御機能が高まるという事は今やよく知られた事と思いますが、鍼灸もこれを実現できるひとつの治療法です。免疫機能向上によりガンや感染症にかかりにくい体質作りにも役立ちます。
広島市のエナ鍼灸治療院「鍼灸の作用」
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鍼には鎮痛作用というものがあります。これは鍼を打つと神経を介して脳内からモルヒネ様物質が放出されあらゆる痛みを抑制します。このモルヒネ様物質とはβエンドルフィンという脳内麻薬の事で人間に備わっている神経伝達物質の一種。鎮痛作用のみならず気分の高揚や幸福感を得られるので脳内麻薬と呼ばれる究極の快楽物質です。
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鍼治療と言えば過緊張緩和ですが、筋肉の過緊張が原因で起こる痛みやしびれに対しては直接患部や索状硬結部位に鍼を刺入することで筋が緩み、それに伴い炎症物質や疲労物質が流され過緊張筋(こり)が次第に解れていきます。
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鍼の刺入により軸索反射(P物質という血管拡張物質が放出される事で血管透過性が上がるという現象)がおこり滞りがちな血の巡りが改善されます。
※実際刺鍼した部位はほんわり赤くなります。温めてもいないのに。これは血管透過性の現象を表していますが、血管拡張物質を放出するのならこの原理は動脈硬化にも有効と思います。
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反射の現象としては他に内臓体壁反射たるものがありますが、これは内臓に異常がある場合関連神経から筋肉や皮膚に反射され痛みやしびれを始めとする様々な症状が体表に出る現象の事。鍼灸ではこの現象を逆手に考え鍼やお灸を体表部位に行い刺激する事で内臓に影響を与え機能回復を図ります。
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運動麻痺や知覚麻痺.身体機能減弱低下には興奮作用を利用し賦活化させる効果があります。鍼やお灸で適度な刺激を与える事で神経を興奮させ減弱した機能を回復させるという機序です。施灸には温熱療法という単純なものでなく神経や臓器を興奮させる方法もあります。
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エナ鍼灸治療院「はりが必要な理由」
人は危機に陥った時それを回避しようと行動するものですが、その行動が交感神経を働かせます。
この行動はたいへんに疲れることでストレスが増します。原始的ですが母なる大地・自然は本来我々人間の身体をストレスに対応できる様には作っていません。もっと言うとパソコンの前に座る様にはできていません。
では、どうすれば良いのか?
それは交感神経を元に戻す、あるいは逆の副交感神経を少し上げるといった調節が必要です。これを叶えるのが鍼灸の役割です。交感・副交感ふたつの神経に支配されている白血球を増やすことによってです。
“白血球を支配する自律神経の法則”を世界で初めて提唱された第一人者である新潟大学の阿保徹教授理論では『鍼灸法は痛みや組織障害の刺激を利用して自律神経系の偏りを正し、白血球のバランスを正常化する力を見出している』という作用機序を明らかにされています。
以上の事から、自律神経障害の様な生活習慣病というご自身が生み出す疾病に対しても鍼灸法は大変有効で現代人には必要ではないかと考えております。
広島市のエナ鍼灸治療院「お問い合わせ&ご予約」
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